ブランド・ストーリー

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2019年01月16日

【ブランドストーリー】相塲工務店様


相塲工務店様 【相塲敏男】
鹿児島県鹿児島市中山町に『対話型住宅』『対話型リフォーム』を掲げる、話題の工務店がある。メールやSNSでのやり取りが増え、コミュニケーションの方法が変わりつつある時代。顔と顔を合わせた『対話』を大切にする相塲工務店の代表・相塲敏男にブランディングプロデューサーの安藤竜二が話を聞いた。

 

まずは相塲さんがこの業界に進んだキッカケを教えてください。

実は大工一家で、男3人女1人の4人兄妹なのですが、男3人はみんな建築業界に進んでいます。だから、僕が大工を目指すのも自然な流れでした。父は15歳から大工として活躍していて、本格的な日本家屋を手がける腕のいい職人です。自分は、17歳から実家の工務店に入り、この世界で修行することに。『父のやり方だけでなく、もっと視野を広げたい』と思って、20歳の時に実家の工務店を出ました。他の工務店で型枠大工を経験して、それから22歳の時に沖永良部島の工務店で修行することになりました。

 

沖永良部島はどんな島なのですか?

鹿児島県ですが、どちらかと言えば沖縄のほうが近いほど離れている、人口2万人に満たない小さな島です。島に知人はほとんどおらず、友人はもちろんゼロ。島に渡った当初はとても孤独でしたね。でも、そこでの出会いや経験が現在の人間性を形成してくれました。島でスポーツ店のオーナーさんと知り合って、僕が寂しがっているのを知ると『野球をやってるから来なよ』と誘ってくれて。野球に参加すると、居酒屋のオーナーさんと知り合って『夜はバイトせんか?』と誘ってくれて。本当に気さくな方が多くて救われました。職人の世界は、厳しくて、ぶっきらぼうで、口べたで、たんたんと仕事をしていく。そんな感覚がありましたし、僕も人付き合いが得意な方ではなかった。でも、沖永良部島で温かさや愛を学びました。『仕事もこうでなくちゃいけない。思いやることや人に寄り添うこと。この気持ちをずっと大切にしていこう』と心に誓いましたね。

 

それから鹿児島市内に戻って独立するわけですね。

はい。鹿児島市内に戻って平成21年に独立。匠工務店をスタートさせました。その頃は住宅の下請けが中心で、いろいろな現場を経験するうちにもどかしさを覚えることに。『もっとお客様に寄り添う方法はないのか』『もっとお客様の夢をカタチにすることはできないのか』など。そうして一級建築士の兄を誘って法人化。平成28年に相塲工務店を設立しました。

 

本題の相塲工務店が掲げる〝対話型住宅〟〝対話型リフォーム〟について。これはどういうものか教えてください。

私たちが胸を張って言っているのが、『いつでも現場を見に来てください!』ということ。お客様の希望をヒアリングし、こまめに相談しながら住宅やリフォームを手がけています。新築住宅の場合、打ち合わせをしてから図面をおこしますが、納得していただくまで話し合い、図面を何度も書き直すこともあります。『それは当たり前じゃん』と思われるかもしれませんが、私たちは〝対話型〟を掲げているように、とことんやり抜いています。できるだけ現場で顔を合わせて、お客様と打ち合わせをするのが私たちのモットー。家が建っていく雰囲気を感じてもらいながら、その都度、確認してもらっています。また、現場に来られない場合は『Knot』というアプリを活用。お客様がどこからでも進捗状況を写真付きで確認できるようにしています。そうした取り組みが実って、『相塲の職人さんはよく話してくれる』『質問に細かく答えてくれるから安心できる』などの声をいただいていますね。

 

こうした対話は簡単なようでなかなか難しいもの。どうしてそれを実現できているのですか?

自社で職人を抱えているからです。住宅業界は、住宅を販売する人間、設計する人間、そして建てる人間、それぞれが違う会社や業者になっているのが普通です。複数の人間がお客様との間に入ることで〝ずれ〟がどうしても起きてしまうんですよね。それが独立当時はとてももどかしかった。相塲工務店は、そうした〝ずれ〟をなくすために対話型という方法をとり、できるだけ自社の職人で家を建てるようにしています。相塲工務店には、一級建築士、二級建築士、電気工事職人、塗装職人、そして大工職人である私が在籍。対話することで『イメージと違う』『図面と違う』というケースがなくなりますし、自社の職人ですから、必要に応じて即座に修正することも可能です。新築住宅ですと着工から竣工まで4ヶ月程度と、時間を要することが多いですが、お客様の声を聞きながら責任を持って造っているからです。

 

それは素晴らしいですね。職人集団というのも特徴です。では、対話する中で生まれた実例を教えてください。

Y様邸を手がけた時は、『わがままを全部聞いてもらえた!』と大変喜んでいただきました。奥様がインテリアに興味のある方で、雑貨や照明器具に強いこだわりがありました。ですから、好みのものを買って来ていただき、それを取り付けることにしました。お客様は、図面の見方が分からない方がほとんどです。意外と大切なのがスイッチやコンセントの位置。暮らし始めてから高さや場所にストレスを感じるケースが多いんですよね。相塲工務店には電気工事士がいるので事前に相談し、納得のいく答えを聞いてから進めています。コンセントの高さは約25センチが平均ですが、『しゃがむのは腰に負担かがかかるから高めにしてほしい』なんて声も。ほかには、将来的に子供が増えた時に対応できるような工夫や、父からプレゼントされた一枚板の木材を使ってカウンターを作ったこともあります。お客様の〝叶えたい〟を叶えていくのが私たちの役目。それが職人でありプロなのではないでしょうか。

 

現在はどんなお客様が多いですか?

新築住宅はさまざまですが、リフォームですと50代の方が多いですね。子供が家を出て、夫婦二人が暮らしやすい家にするためのリフォームです。地元に戻ってきた30代の家族からの依頼も多いです。これは二世帯住宅の相談が中心。相塲工務店では店舗の設計やリフォームも手がけています。

 

今後の目標を教えてください。

自社で本格的な家具を製作できるようになりたいですね。現在も自分たちで作ったりしますし、外注を使ったりすることもありますが、さらにクオリティをアップさせたい。それこそ100年使えるような家具を提供できたらと思っています。家具職人の世界は高齢化が進んでいて、人手が不足しています。左官職人も業界的に人材不足。こうした分野の人材を育てて、庭から壁から屋根から家具まで、一棟丸ごと相塲工務店で建てられるようになるのが理想です。外注を減らすことは経費削減につながりますし、住宅の価格を下げることにもつながりますから。

 

こうして話をしていると、相塲さんの穏やかな人柄が伝わってきます。お兄さんの素敵な笑顔もそう。本当に皆さん、楽しそうに仕事をしています。

それはお客様からもよく言われます。相塲工務店の職人は、良い意味で皆さんがイメージする職人と違うと思います。気さくで、人懐っこくて、楽しそうに仕事をする人間ばかりですよ。だから、お客様も質問がしやすいですし、〝対話型〟が実現できているのだと思います。

 

実は、先ほどから胸のロゴマークが気になっていました。

沖永良部島で学んだことを忘れないよう起業前に作ったロゴで、経営理念としてずっと大切にしていること。社員のみんなにも共有しています。素直であること、謙虚であること、感謝の気持ちを持つこと。それを心に秘めておくこと。職人である以前に、一人の人間としてこの気持ちを大切にしています。

 

相塲工務店様のWEBサイトはこちら>>

 

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